どうも、けいです。
1ヶ月ほど前、映画「カメラを止めるな!」を見てきました。
30分超える長回しを撮ってしまうのもすごいし、伏線だらけで、複数回見る楽しみもあるし、家族の絆みたいなものを扱っておきながら、何より笑えるし。全国民見るべき!!だとは思うのですが、全く新しいわけではなく、どこか既視感がある。なんで??しばらく考えてこの既視感は吉本新喜劇ではないかという考えにたどり着きました。
カメ止めのプロットはこうです。
①劇中劇の部分
②の劇中劇の経緯、登場人物たちの背景などなど
③劇中劇の裏側、トラブル、種明かし
時系列順に並び替えると、②が一番最初で①と③が並行して起こっていることの表と裏です。
吉本新喜劇とは、大阪で催されているお笑い演劇というのがわかりやすいでしょうか。
吉本新喜劇のプロットは何種類かあるのですが、そのうちの劇中劇があるやつです(雑)
一行でいうと、親が反対するの結婚を成就させるため、周りの人間が一芝居うって親を納得させようとするという話です。その芝居がまあぐだぐだで、最後まで行き着く前に嘘だとバレます。けれどなんやかんやで親は結婚を認めてくれるというオチです。
そして、欠点だらけの人たちの寄せ集めで主役が一番の凡人(辻本さんを除く)という点。
わたしは勝手にこのプロットを「マイナスの掛け算」と読んでます。思いつく限りでは医龍2、天海祐希さん主演のBOSS、ST赤と白の操作ファイル、ヒガンバナ、シンゴジラの巨災対などなど。
よくあるプロットのかけ合わせなのだけれど、とにかく見せ方がうまいし、脚本がすごくいいなーと思ったのでした(こなみかん
それでは。